社会心理学から見た個人の性格 【フロム "自由からの逃走 (東京創元社)" 付録「性格と社会過程」より要約】サディズムなど、外的要求 (経済的な競争)に働きかけられて個人が抱いた感情・考えた思考・行った行為ではなく、内的な衝動 (良心や義務)が個人に…
人のことを思い出せなくなる。思い出せないというか、本当に現実のことだったのだろうかと意識が訝しむ。10日前にあった人も、6年前に会った人のことも、忘れてしまう。顔や名前はもちろん覚えている。でも意識から完全に消えている。思い出も消えている。じ…
うつ病かもしれない。と人生で初めて感じている。オーストラリアで。 スマホのアプリでストレス度合いを記録していたのだが、 このまえ土曜の朝はなんのやる気もしない気持ちだった。なのに日曜は嘘のように晴れやかな気持ち。先の不安も感じない。 と思うと…
andymori に MONEY MONEY MONEY という歌と、teen’s という歌がある。 今回は、この 2 曲に感じたことを書く。 MONEY MONEY MONEY スピード上げて大きな音出して 凄んでみても満たされないのは 毎朝鏡に映る瞳が "HEY このクズ野郎" と 呟くからさ - MONEY M…
大衆が個を忘れ全体に同化していく過程をワーキングホリデーに見る エーリッヒ・フロムの著作「自由からの逃走」において 近代の中産階級が、資本家などの権威に身を任せてしまい、自我を失う心理の社会的傾向を示していた。 自由であること、つまり中産階級…
麻薬的なものへの情景 私は、オーストラリアにワーキングホリデーにきている。アルバイトを探しつつも、アポ無しで面接交渉に行かなければならない事態を前にして、何故ここまでして働くのか理解が追いつかなくなってきた。 なのに、最新のiPhone・カジノ・…
ワーホリで自分の内面を見つめることが増えている。 その為に、語学学校に行けなくなってきた。悪くはないが。選択肢はたくさんある。 賭けというのは、語学学校に行かなくても英会話を習得できるか、という実験。 賭けとは大げさかもしれないが、人生のうち…
今回からは andymori 要素はほぼなく、オーストラリア・ワーキングホリデーの体験日記的なことが内容の中心になると思う。 まず、オーストラリアでは、率直に言ってカルチャーショックを受けた。 「2023年とandymori とオーストラリア その2」の記事では、好…
2023年とandymori とオーストラリア その1 - はてなブログ につづき、その2。 その1 で書いたのは、2023年 からandymori を聞き始めたこと、グローバリゼーション時代に群衆の中で日本で生きることの居心地の悪さみたいなことを書いた。それに加え、自分の…
andymori の 1stアルバムを 2023年の 正月に聞き始めた。 遠くへ行きたい 大晦日の夜に2022年を振り返っていた。4年くらい前に聞き始めた米津玄師の歌に、"ピースサイン" があり、その一節が未だにずっと心の何処かに引っかかっていた。 残酷な運命が定まっ…
前回のあらすじ アサが抱える心の葛藤 アサがなぜ人間不信になったのか?そして孤独な理由は? 自己効力感が低いアサ 前回のあらすじ 二部のヒロインであるアサが地獄に落とされそうになる。飢餓の悪魔の宣言通り、落下の悪魔が現れた。落下の悪魔がアサをメ…
2022年9月11日にNHK総合ほかで鎌倉殿の十三人の第35回「苦い盃」が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 前回、北条時政の娘婿である平賀朝雅が北条正範(時政の息子)を暗殺しました。この人は、京の朝廷に近い存在であり、後鳥羽上皇の目論見…
2022年8月28日にNHK総合ほかで鎌倉殿の十三人の第33回「」が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 次の将軍・実朝への代替わりが急ぎ足で進んでいき、 頼家という残務処理に義時が頭を悩ませた、そんな回だったと思いました。 実朝と朝廷を結び…
2022年8月14日にNHK総合ほかで鎌倉殿の十三人の第31回「諦めの悪い男」が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 義時による比企滅亡への策略のオンパレード 比企を滅ぼすために義時が策略に重ねた策略を次から次へと繰り出していました。ついに義…
2022年8月7日にNHK総合ほかで鎌倉殿の十三人の第30回「全成の確率」が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 北条と比企の争いがクライマックス 頼家が病になるように、時政が全成に呪詛をかけさせたことで、ここぞとばかりに比企が一気にたたみ…
2022年7月31日にNHK総合ほかで鎌倉殿の十三人の第29回「ままならぬ玉」が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 アサシン・善児の二代目がめっちゃ強そうで冒頭から笑いました。 他人を心から信頼できない頼家 父・頼朝の孤独を見て育ってきたか…
2022年7月24日にNHK総合ほかで鎌倉殿の十三人の第28回「名刀の主」が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 梶原景時に惚れました。今回はそれに尽きますね。 景時の悲哀 景時の不運というか、頼朝に忠義を尽くしてきたのに残念すぎます。頼朝が…
2022年7月17日にNHK総合ほかで鎌倉殿の十三人の第27回「鎌倉殿と十三人」が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 ついにタイトルの「十三人」の意味が明らかになりました。 今までタイトルの「十三人」っていう数字かっこよかったのに、「不必要…
2022年7月3日にNHK総合ほかで鎌倉殿の13人の第26回「悲しむ前に」が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 北条の分裂 頼朝への忠義を守る義時 政子とともに、源氏の嫡流=頼家を支える義時。また頼朝、頼家の乳母が代々比企でしたが、頼家の将来…
2022年6月26日にNHK総合ほかで鎌倉殿の13人の第25回「天が望んだ男」が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 一言で言うと、「北条時政が比企をしのぐ勢いを持ち始めた」ということかな、と感じました。 曽我事件の頼朝謀反をめぐる北条・比企の…
2022年6月19日にNHK総合ほかで鎌倉殿の13人の第24回が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 陰謀に巻き込まれた範頼 曽我事件で頼朝が死んだという誤報を鵜呑みにし、下手に動いてしまった範頼が謀反を疑われました。範頼を頼朝の代役にと、比企…
他者中心性と自己不透明性の時代 この最初の時期は今まででもっとも辛かった時間だろう。中学時代はずっと目立たない様にしていたし、高校に入ってからもう少し自分を出そうと試みるも続かず、高校2年生くらいから何においても自分軸というものがなかった。…
2022年6月12日にNHK総合ほかで鎌倉殿の13人の第23回が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 頼朝暗殺の報で揺れる鎌倉 曽我兄弟が頼朝へ謀反を企てているという情報が出てきました。それを受けて、各登場人物が何を目論見、どう動くのかが垣間見…
2022年6月5日にNHK総合ほかで鎌倉殿の13人の第22回が放送されました。 その内容と感想をまとめました。 頼朝に対するクーデター 一部の坂東武者が頼朝に対するクーデターを計画しました。八重の父の伊藤祐親の孫にあたる曽我兄弟がこの企ての中心人物です。 …
2022年5月29日にNHK総合ほかで鎌倉殿の13人の第21回が放送されました。 その感想をまとめました。 まず人物関係に着目して今回の話のポイントと感じたことを整理しました。 時政の力が芽を出しつつある 法皇様(後白河法皇)に気に入られているが、一歩距離…
2022年5月22日にNHK総合ほかで鎌倉殿の13人の第20回が放送されました。 その感想をまとめました。 今回は書きたい事が盛り沢山です。 義時と頼朝 概要 義時は、九朗が頼朝との対立を深めることを望まなかった。 九朗と頼朝の間を取り持とうとしたが、すでに…
2022年5月15日にNHK総合ほかで鎌倉殿の13人の第19回が放送されました。 その感想をまとめました。 院御所で絶対権力を振るう、後白河法皇の思惑に翻弄された義経が中心に描かれていました。 法皇様(後白河法皇)は、力を増す頼朝一人に権力を集中することを…
2022年5月8日にNHK総合ほかで鎌倉殿の13人の第18回が放送されました。 その感想をまとめました。 今回はシンプルな展開でした。一言で言えば、「権力の情勢を先読みする力」が主なテーマだったと感じています。 権力の情勢を先読みする力・・・梶原景時ら頼…
2022年5月1日にNHK総合ほかで鎌倉殿の13人の第17回が放送されました。 その感想をまとめました。 今回描かれていたのは、 頼朝支配のやり方に逆らえない御家人・・・木曽義高を討てと命じられた小四郎(北条義時)と北条時政、三浦義澄の本音が語られていた…
2022年4月24日にNHK総合ほかで鎌倉殿の13人の第16回が放送されました。 サラリーマンのビジネスシーンに共通する観点で感想をまとめました。 要点は3つ。 「自己利益」自分のグループが評価されることを優先 「個人のスキル差」が描写されている 「運」厳し…