狂ったふりという自己防衛

私は、昔BUMP OF CHICKENという

日本のバンドが好きだった。

 

その1曲に「レム」という曲がある。

その冒頭の歌詞は以下のように始まる。

♪狂ったふりが板に付いて 拍手モンです自己防衛

 

初めてこの曲を聴いた高校の時の僕は

1%もこの曲に共感を覚えたことはなかった。

 

しかし、社会に出てから最初に働いた場所で

狂ったふりを自分もしていて、意味が何となく分かった。

何も、キチガイを好んで演じているという事ではない。

ストレスによって勝手にそうなっていた。

 

例えば、上司に怒られそうな時。

 

私の上司は、機嫌の上り下がりが時々あった。

機嫌が悪い時の相手の怒り様に耐えていると精神が

破壊されそうになったのである。

その為、自分を守るために狂ったふりという行動が

自分というプレイヤーの操作コマンドに追加されるのだ。

そうすると、相手は呆れて怒りもどうでもよくなってくる事が分かってから

このコマンドを多用している。

 

「じゃあ、具体的に狂ったふりってどういうこと?」となると思うので

コマンドの使い方の説明書を以下にのせておく。

①声が妙にハキハキとした、デキるやつてきな

明るいノリになる。

②相手をそっちのけで一方てきにしゃべる。

③相手のいったことを理解するのに時間がかかり、

思考整理の為に一人でブツクサしゃっべってしまう。

 

なんか意識的にやるみたいな感じになってしまったが、

私はあくまで自然とそんな感じになってしまっただけなので

参考にはしないで頂きたい。