安眠を邪魔する蚊だけは許さない

部屋に蚊が入ってしまった。

 

現在、23時をすこし過ぎたところである。洗濯物をベランダに出す間に、窓から侵入したのだろう。あとひと作業して眠りにつこうとしていた矢先のことである。隣の部屋からはRADWIMPSの曲が聞こえてくるし。2年前くらいの曲だ。曲名は忘れた。

 

おそらくこのままだと夜中に耳元で蚊の羽音がして目が覚めてしまう。黒板を爪でひっかいたときの音と一、二を争うくらいの不快な音である。蚊の羽音だけをひたすらとった音源をエンドレスで聞かされると人はきっと発狂する。

 

なぜだ。なぜ蚊は人々の安眠を妨害するのだ。ぼくが何をしたっていうんだ。安らかな眠りを邪魔されるような悪いことをした覚えはない。これは一種の拷問だと思う。夜中に安眠を妨害する蚊はおそらく前世が極悪な拷問者だったのだ。まっとうな前世を生きていれば、蚊になっても人の眠りを妨害したりしない。そもそも人の血をすって生きながらえているような蚊に生まれ変わったりしない。

今夜はあの蚊を始末するまで眠れない。快適な睡眠を奪うことを認めてしまっては...あっ...目の前を蚊が!.............逃がしてしまった...

蚊の唐突な襲来によって文章が途切れてしまった。とにかく絶対に認めてはいけないのだ。やつに屈してはいけない。

 

 

 

まあ、眠いので寝ますけど。おやすみなさい。