隣の部屋にミュージシャンがいたら

昨夜はアパートの隣の部屋がさわがしかった。

寝ようと思ったちょうどそのときに、ドヤドヤと隣人の友人と思われる人々が来たみたいだった。普段のぼくならうるさくて寝れない、と思うところだが昨夜は眠りたいきもちが強かったのか、状況を無理やりねじまげた。隣の部屋でさわいでいる人々を「ルームシェアしててお金はないが夢をもつ者たちが集い自分たちの将来を語り合っている」のだと自分に言い聞かせた。そう考えると眠れた。最初は、「バンプオブチキンのメンバーが語らい合っている」と思おうとしたのだが、それはえらいことなので眠れそうになかった。そうだったら絶対にピンポンを押してサインを求めいっしょに写真をとってもらう。ピンポンを押して「アンタに笑顔を持ってきた 寒いから入れてくれ」と言う。おそらく「そんなもん呼んだ覚えはない 構わず消えてくれ」と言われるだろう。これだと単なるストーカーになりかねない。



とはいえこんな発想の転換を毎回やっていたようでは疲れる。隣人には静かにしてほしい。